新商品です!


日本の食生活シリーズ、4冊アップしました!

大正の終りから昭和の初めころの食生活を、食事つくりにたずさわってきた主婦を中心に調査し、聞き書きしたものをまとめたシリーズ。
地域ごとの食文化、さらに四季の食、朝昼晩の食生活や弁当、晴れ食、保存食、そしてその背景にも迫ります。
今まさに、たくさんのことを学べる一冊。

◇畑仕事の昼飯 麦飯はひのきづくりで渋塗りの大きな弁当箱に詰め、おかずは別の重箱に金山寺味噌、らっきょう、たくあん、鉄火味噌などを入れる。お茶は茶樽に詰めて畑に持っていく ― 静岡の食事より

◇風邪には だいだいのしぼり汁に、砂糖と熱湯を入れて飲む     ◇夏の食生活  寝起き茶(午前5時ごろ)、朝飯(午前6時ごろ)、昼まで茶(午前9時から10時ごろ)、昼飯(午後1時から2時ごろ)、昼から茶(午後4時ごろ)、晩飯(午後7時から8時ごろ)、寝しな茶(午後11時ごろ) ― 山口の食事より

まさに隣の晩ごはん!こんなにも日々の食生活がクローズアップされることはない。
きっと調査を受けた主婦たちは、「たいしたもの食べてないのよ」なんて言いながら、答え出せば張り切ってスラスラとこまかく教えてくれたのではないかしら、と想像してしまう濃い内容、そしてなんとも羨ましい献立がならんでいるのです。